ニュース

アクロニス、企業向けクラウドバックアップ製品「Acronis Backup Service」

 アクロニス・ジャパン株式会社(以下、アクロニス)は23日、複数のロケーションへのデータコピーを実現するハイブリッドクラウドバックアップソリューション「Acronis Backup Service」と、既存バックアップ製品のユーザー向けアドオン「Acronis Backup to Cloud」を発表した。

 「Acronis Backup Service」は、物理サーバー、仮想サーバー、クライアントマシンのデータを、ローカル環境のストレージだけでなく、アクロニスが提供するクラウドストレージにもバックアップできるサービス。バックアップはシステム全体、ファイル単位の双方に対応し、システム全体のバックアップから個別のファイルを復元することもできる。バックアップ計画はウェブの管理画面上で設定でき、数回のクリックだけで管理者がバックアップを開始できる。

 物理サーバーはWindows ServerおよびLinux、仮想サーバーはVMware、Hyper-V、RHEV、Linux KVM、XenServer、Oracle VM Serverをサポート。クライアントマシンはWindowsおよびMacに対応する(Mac対応は6月提供予定)。

 サービスの料金は、「PC」スターターパックが年額3万6000円。PC3台まで、250GBのクラウドストレージ、無制限のローカルバックアップが利用可能。「サーバー」スターターパックが年額10万8000円。物理サーバー1台まで、仮想マシン5台まで、500GBのクラウドストレージ、無制限のローカルバックアップが利用可能。

 追加ストレージパックは、250GBが年額9万円、500GBが年額15万6000円など。追加エージェントパックは、PC追加が5台ごとに年額2万2000円、物理サーバー追加が1台ごとに年額6万円、仮想マシン追加が1台ごとに年額1万4000円。

 「Acronis Backup to Cloud」は、既存のバックアップ製品「Acronis Backup」「Acronis Backup Advanced」に、クラウドストレージへのバックアップ機能と、ローカル環境にバックアップしたデータをクラウドにコピーするステージング機能を提供するアドオン製品。

 サービスの料金は、クラウドストレージ容量500GBが年額9万6000円から、1TBが年額19万2000円など。

三柳 英樹