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キヤノン、中小規模オフィス向けのA3カラー複合機「imageRUNNER ADVANCE C3300」

 キヤノンは、複合機「imageRUNNER ADVANCE」の新製品として、中小規模オフィス向けのA3カラー複合機「imageRUNNER ADVANCE C3300」シリーズ2機種3モデルを5月中旬に発売する。

imageRUNNER ADVANCE C3300シリーズ

 新製品は、「imageRUNNER ADVANCE C2200」シリーズ(2012年11月発売)の後継機種で、毎分20~30枚の出力速度(A4ヨコ)を備えたコンパクトなA3カラー複合機。新しい色設計の採用により、印刷時の色域を大幅に向上させるとともに、シャープネスコントロールを活用することで、ビジネス用途に適した高画質を実現した。

 液晶パネル上に、トナーなど消耗品の交換手順を実写の動画で表示する機能を標準搭載。交換作業を進める際に画面を見ながら操作でき、従来のアニメーションでの表示に比べて手順をより分かりやすくした。

 定形以外の用紙も多く利用される中小規模オフィスでの用途に合わせて、手差しトレイにセットされた用紙のサイズを自動で検知する機能を搭載。ADF(自動原稿送り装置)は、原稿トレイの一部を透明化し、原稿を読み取った後には排紙部のLEDランプを点滅させることで、原稿の取り忘れ防止をサポートする。

 オプション装置の「インターフィニッシャー・G1」では、業界で初めて「針なしとじ」「針とじ」の2種類の機能を搭載。針なしとじは5枚までの用紙に対応。また、印刷後やスキャン後に手動で針とじを行える装置も搭載した。

 ラインナップと希望小売価格(税別)は、印刷速度がA4毎分30枚の「imageRUNNER ADVANCE C3330F」が165万円、ファックス機能がオプションとなる「imageRUNNER ADVANCE C3330」が130万円、印刷速度がA4毎分20枚の「imageRUNNER ADVANCE C3320F」が135万円。

三柳 英樹