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キヤノン、オフィス向けモノクロ複合機「imageRUNNER ADVANCE」3シリーズ9機種を新発売

 キヤノンは17日、オフィス向けモノクロ複合機「imageRUNNER ADVANCE」の新製品3シリーズ9モデルを発表した。ユーザーごとに表示言語やコピー設定の初期値を変更できる「パーソナライズ機能」のほか、人感センサーを搭載した。いずれも2016年2月中旬発売予定で、価格は「imageRUNNER ADVANCE 6500」シリーズが250万円(税別)から。

「imageRUNNER ADVANCE 6575」(オプション装着状態)

 今回発表された3機種は、いずれもモノクロ出力専用機。「6500/8500」シリーズは大量印刷向けの高速複合機、「8500B」は基幹業務向けに位置付けられている。その他、機種ごとに印刷速度、針綴じオプション対応状況などが異なる。

 新たに搭載された「パーソナライズ機能」では、「ログイン後の初期画面」「表示言語」「スキャンやコピー初期設定」「アドレス帳」などをユーザーごとに設定可能。指によるフリックやピンチイン/ピンチアウト操作が可能な10.1インチ液晶タッチパネルの採用により、操作性も向上したという。

 また、キヤノンとしては初めて人感センサーを採用した。複合機に近づいてくる人物を体温で検知し、スリープモードから自動で復帰させる。「6500/8500」シリーズではADFでの原稿読込時に重送の自動検知が可能。

 新モデルのうち最も安価な「imageRUNNER ADVANCE 6555」はA4連続複写速度が55枚(1分あたり)。FAXがオプションとなり、標準ではコピー/プリント/スキャンに対応する。複写原稿および複写サイズは最大A3まで。本体寸法は670×779×1220mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は234kg。

 価格は、オプションの有無によっても異なる。「imageRUNNER ADVANCE 8500」シリーズは340万円、「imageRUNNER ADVANCE 8500B」シリーズは298万円からの設定となっている(いずれも税別)。

森田 秀一