ニュース

EMCジャパン、EVO:RAILベースの統合インフラ「VSPEX BLUE」

 EMCジャパン株式会社は15日、ハイパーコンバージド(超垂直統合型)インフラを実現するアプライアンス「EMC VSPEX BLUE」を発表した。インフラ統合、大規模なリモートオフィスや支店の仮想デスクトップ、マネージドサービスプロバイダなどでの利用に適しているとのことで、認定ディストリビューションパートナーであるネットワールドおよびソフトバンク コマース&サービスを通じ、5月下旬より順次提供する予定。

 「VSPEX BLUE」は、VMware EVO:RAILと、EMCセキュアリモートサポート(ESRS)、VSPEX BLUE Manager、CloudArray、RecoverPoint、データ保護製品など、EMCジャパンのソフトウェアを基盤としたアプライアンス。コンピューティング、ストレージ、ネットワーク、管理環境を2Uのサーバーに組み込んだパッケージとして提供される。ユーザーは、仮想マシン(VM)の起動から15分以内でのプロビジョニングを実行でき、ほかの垂直統合型製品と比べ、導入時間を短縮できるという。

 また、一般的なモジュール式の構成要素で成り立っているので、最大4ノードまで、シームレスなスケールアップが可能。パッケージ内に導入されているRecoverPointやデータ保護製品で、エンタープライズクラスのデータ保護を実現できるほか、CloudArrayを利用することにより、外部パブリッククラウドと連携してディスク容量を補完することが可能とした。

石井 一志