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センシニクス、アプライアンスによる完全専有型M2Mプラットフォーム

 センシニクス合同会社は3日、M2Mサービスコンポーネントをオールインワンで提供するハードウェアアプライアンス型M2M基盤「Scalenics On-premise」を発売した。

Scalenics On-premise

 センサーなどのデバイスを利用したIoT/M2Mサービスを展開するために必要なコンポーネントを専用機として提供。IoT/M2M事業を開始するにあたって、コンプライアンス上の理由などからパブリッククラウドなどを採用できないような事業者を支援する。

 1UアプライアンスにM2Mコンポーネントを実装。完全専有型ハードウェアとして利用できるため、パブリッククラウドよりも高いセキュリティレベルで利用できるという。オープンAPIベースのM2M共通コンポーネントでサービス構築も迅速に可能。事前に最適化された構成で出荷されるため、データセンターに設置後すぐに利用できるのもメリットだ。

 主な機能は、Webコンソールによる容易なデバイス管理、マルチテナント管理による複数サービスの提供、TLSによるセキュアデバイス接続とトークンによるデバイス認証、JSONベースのREST API、MQTT(MQ Telemetry Transport)対応、NoSQLデータベースによる循環形式のデバイスデータ蓄積など。

川島 弘之