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サイレックス、自社アクセスポイント向けの統合管理ツール

周辺状況の可視化機能も

 サイレックス・テクノロジー株式会社(以下、サイレックス)は24日、自社製無線製品の統合管理を行える「無線LAN統合管理ソフトウェア」を、2015年初夏より提供すると発表した。文教市場向け無線LANアクセスポイント「SX-ND-4350WAN」「SKY-AP-300AN」に対応する。

 サイレックスのSX-ND-4350WAN/SKY-AP-300ANは、フルHD画質のPCやタブレット端末の画面を、電子黒板、プロジェクター、既設の大画面TVなどに無線LAN経由で投影できる「インタラクティブ画像伝送機能」を備えたアクセスポイント。2013年度から2014年度にかけ、約90自治体に導入された実績を持つ。

 今回提供する「無線LAN統合管理ソフトウェア」は、これらのアクセスポイントを管理する無線LANコントローラ機能を提供するもの。学校環境で必要とされる、無線機器の一括ステータス管理、一括設定更新、ファームウェア一括更新に機能絞り込むことで、使い勝手の良さと低廉なコストを実現したという。

 一括ステータス管理では、環境内に整備された対応無線製品から、RSSI値、ノイズレベル、DFSによるチャネル移動回数などの統合的なステータス情報を集約可能。一括設定更新では、テンプレートを使用し、一括または指定機のみの設定・変更を行える。サイレックスによれば、これらの機能を活用することで、機器の管理・運用や迅速なトラブルシューティングを、教育センターなどの遠隔からも行えるとのこと。

 なお、管理機能以外では、無線サイトサーベイ支援機能を備えており、機器の導入時や、導入後の無線LANの周辺状況をグラフ表示で可視化できる。

石井 一志