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サイレックス、災害時の無線LAN開放などを備えた学校向け無線LANアクセスポイント
体育館など避難場所として利用される場所向けの機能を搭載
2017年3月31日 09:00
サイレックス・テクノロジー株式会社(以下、サイレックス)は30日、文教市場向けソリューションとして、災害時の避難場所における無線LAN開放などの機能を備える、IEEE 802.11ac対応の学校環境用無線LANアクセスポイント「AP-501AC E model」を発表した。販売開始は6月。
2016年12月に総務省が公表した「防災等に資するWi-Fi環境の整備計画」「2017年度予算案」では、2017年度から2019年度の3年間で、約3万カ所にWi-Fi環境を整備することが目標として掲げられており、「公衆無線LAN環境整備支援事業」として災害時の避難場所への無線環境の整備が推進されている。この避難場所として、学校が重要な整備対象として挙げられている。
サイレックスの教室用アクセスポイントは、約300の自治体に採用されており、学校での避難場所にあたる体育館・多目的室などのアクセスポイントとの効率的な統合管理が可能な製品として「AP-501AC E model」を販売する。
「AP-501AC E model」は、無線LAN規格としてIEEE 802.11ac/a/b/g/nをサポートし、2.4GHz/5GHzの同時利用にも対応。無線LAN統合管理ソフトウェア「AMC Manager E model」により、教室用アクセスポイントと合わせて最大1万台を統合管理でき、事前設定しておいたアクセスポイント群を災害時に一斉開放できる。
不特定多数の接続社への公平な接続時間に配慮した、連続接続時間と再接続拒否時間の設定が可能。製品は5年間保証で、体育館などへの設置を考慮した専用の衝撃防止金具をオプションとして提供する。