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キヤノンITS、メール環境向け情報漏えい防止製品「GUARDIANWALL」のラインアップを一新

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は3日、メールからの情報漏えいを防止するソリューション「GUARDIANWALL」において、新版「同 Ver8.0」を販売開始したと発表した。新たな脅威への対応や運用負荷低減を図る新機能を追加したほか、必要な機能を選択して導入できるように、ラインアップを一新したという。

 GUARDIANWALLは、メールフィルタリングや誤送信対策、メール監査などの機能により、メールからの情報漏えいを防ぐソリューション。今回は新たに、送信元や添付ファイルが偽装されたメールを検出・通知する「標的型メール攻撃検知」を追加した。また、ToやCcに設定した送信先アドレスリストの漏えいを抑制する「自動Bcc変換機能」と、PC故障などで紛失した過去のメールを復旧する「ユーザーメールダウンロード機能」を搭載し、管理者の運用業務負荷の低減を図っている。

 さらに、ニーズに応じた3つのモデルを提供し、必要な機能だけを導入できるようにした。具体的には、情報漏えい対策やメール誤送信対策の「フィルタリングモデル」、送信メールの添付ファイルを自動暗号化する「添付ファイルZIP暗号化モデル」、メールの利用状況監査やバックアップを行える「アーカイブモデル」の3つに製品を分割している。これらの製品は個別に導入することも可能だが、一括導入したり、後からモデルを加えたりすることも可能だ。

 新規価格の例(すべて税別、1年間)は、Linux版(50ユーザー)の場合、フィルタリングモデルが26万1000円から、添付ファイルZIP暗号化モデルが4万8000円から、アーカイブモデルが30万9000円から、セット購入時が50万1000円から。更新時の費用は新規価格の半額となる。

 なおキヤノンITSでは、新版の発売を記念した乗り換えキャンペーンを9月30日まで実施している。Linux版と仮想アプライアンス版の全モデルが対象で、他社メールフィルタリング/アーカイブ製品を利用中であることなどの、適用条件に該当する場合に、対象製品の初年度費用を半額で提供する。

石井 一志