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東急セキュリティ、監視カメラサービスに「侵入検知機能」追加

立入禁止区域へ侵入時に警備員が駆け付け

 東急セキュリティ株式会社は2日、2014年4月に開所した「東急セキュリティ 画像監視センター」に、パナソニックシステムネットワークス株式会社(以下、パナソニック)の画像解析システムを活用した「侵入検知機能」を追加すると発表した。立入禁止区域などに人が立ち入った際にアラートを通知する。鉄道施設、商業施設、学校、工場施設、商店街などへ3月から提供する。

 東急セキュリティでは、パナソニック技術を採用した「東急セキュリティ 画像監視サービス」を2014年4月から提供している。最大1万台の監視カメラを集中管理でき、大容量画像を集中記録・保管するもの。

 このサービスに新たに「侵入検知機能」を追加する。画像解析技術を活用し、あらかじめ定めた検知範囲内に人物が侵入した場合に、異常検知信号を監視センターに通知し、警備員が異常箇所に迅速に駆けつけるなどの対応を行う。侵入を制限している箇所や夜間時に人の立ち入りを禁止している箇所において、さらなる警備レベルの向上が可能になるという。

サービス提供イメージ

 東急セキュリティは今後、東急急行電鉄の鉄道施設および東急グループの各施設、東急線沿線の商業施設、学校、工場、商店街をはじめ、戸建てやマンションなどの住宅街にも提供する方針。画像解析によるオンライン画像監視サービスの機能を高度化させ、サービスメニューの拡充も図るとしている。

川島 弘之