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DMM.makeのモノづくり特化型クラウドソーシングが始動、まずは3Dデータ作成から

 株式会社DMM.comは5日、ものづくり特化型クラウドソーシング「DMM.makeクラウドソーシング」を開始した。まずは3Dデータの作成からスタートし、順次ものづくり分野全体(企画・設計・製造)に展開する予定。

 DMM.makeクラウドソーシングは、ものづくりに特化したお仕事マッチングサービス。経験豊富な登録クリエイターが、クライアントの「作業を外注したい」「アイデアを募りたい」という要望に応える。まずは3Dデータの作成からスタートし、順次範囲を拡大する。

 お仕事の依頼方式は、「プロジェクト方式(外注)」「コンテスト方式(公募・選定・採用)」の2種類。前者は、依頼内容に応じて、同サービスに登録している公認クリエイターの中から最適な人材を選定した上で、仕事を進めていく方式。作業的要素が高く、品質が求められる案件に向き、製造作業補助用ロボットの外装カバー設計などが例。

 後者は、多くのクリエイターを対象に公募により複数の提案を集めて、その中から選定・採用する方式。デザインやアイデア重視でデータ作成したい案件に向く。プロモーション効果も期待でき、クレーンゲーム向けオリジナルキャラクターやジュエリーの3Dデザインなどが例。

 3Dデータ作成では、これまでDMM.makeで培ってきたノウハウ、サービス運営の経験、造形の実績、世界基準の品質管理ツールの導入により、クライアントに納品するデータの品質を保証する点が強み。加えて、専門知識を有したスタッフもいるため、3Dデータ作成に関する知識が少なくても問題ないとしている。

 オープンキャンペーンとして、2015年4月30日までの案件受付分については、DMM.makeクラウドソーシングで作成した3Dデータを、DMM.makeが保有する3Dプリンタで造形する場合、通常造形価格の20%オフで提供する。さらにクリエイターが負担するシステム手数料を、通常報酬額の30%のところ15%とする。

川島 弘之