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クラウドワークスのものづくり特化版「メイカーズワークス」を開設

メイカーズワークス

 株式会社クラウドワークスは2日、ものづくりをテーマとしたクラウドソーシングサービス基盤「メイカーズワークス」の提供を開始した。

 Webでお仕事をマッチングするクラウドソーシングサイトを運営するクラウドワークス。従来カバーしてきたWeb/IT分野にとどまらず、製造業・建設業などのリアルなモノづくりの現場と全国のフリーランスをつなぐ新たな取り組みとして、クラウドワークスのサイト内で企画・設計・検証・販売などのものづくりにまつわる各種行程を円滑に進めるための新基盤「メイカーズワークス」を公開した。

 対象業務は、ものづくりにまつわる企画・設計・検証・販促全般。製造業・建設業の視点に立ったカテゴライズで分かりやすく提示し、製造業・建設業に携わる事業者と、プロダクトデザイナー・CAD設計者・オペレーターなどのスキルを持つ全国のフリーランスとのマッチング機会を提供する。

 当初はクラウドワークス上ですでに案件が多い雑貨・建築の分野を中心に展開し、順次、プロダクト領域とスキル・業務領域の充実を図る予定。製造業に携わる企業とのネットワークを持つB2Bコーディネート業者、クラウドファンディング事業者・団体などと提携も進め、それらの事業者の顧客・サービス利用者が、クラウドワークス会員16万5000人の技術力を生かせる体制を整備していく。

 また、3DプリントサービスやOEM・EMSなどの製造施設・設備を持った事業者とも提携し、メイカーズワークスで試作・量産段階に至ったプロダクトアイデアの製造プロセスへの橋渡しになることを目指す。今後、スキルを持った人材とのマッチングだけでなく、こうした事業者との連携によりモノづくり全体を支援するサービス環境を整備するとしている。

川島 弘之