ニュース

イデア、DaaSを利用してソフト開発環境を提供するサービス

分散開発環境を支援

 イデア・コンサルティング株式会社(以下、イデア)は29日、クラウド型仮想デスクトップサービス(DaaS)である「iDEA Desktop Cloud」を活用し、分散開発環境を支援するソリューション「iDEA Desktop Cloud for Developer Pack」を発表した。2月2日より提供開始する。

 「iDEA Desktop Cloud for Developer Pack」は、イデアのDaaSであるiDEA Desktop Cloudを基盤として利用し、ソフトウェア開発環境として利用するために必要な開発ツールなどを標準装備したクラウドサービス。ユーザーのデスクトップをクラウド環境に構築しているので、どこからでもセキュアに同じデスクトップ環境へアクセスできるという。

 これを利用することで、開発環境の維持管理作業やコストを削減できるほか、開発プロジェクトの生産性向上などへの効果が期待できるとのこと。また、分散拠点でソフトウェア開発を行う場合、統一された環境の維持管理が困難な場合も多く、個々の環境の差異が大きくなると開発プロジェクトの推進に影響を及ぼすなどの課題が発生するが、DaaSを利用することにより、各拠点の際を解消し、クライアントおよびサーバーの開発環境を平準化可能な点もメリットとしている。

 なお、デスクトップ環境はServer VDI(Windows Server 2008 R2またはWindows Server 2012)を利用しており、Office 2010またはOffice 2013、Symantec Endpoint Protection Small Business Edition 2013が利用可能。開発ツールは、Windows 開発エディションの場合Visual Studio Professional 2013、Java開発エディションの場合Eclipseが利用できる。

 価格はスペックによって異なるが、2vCPU、メモリ4GB、100GBディスクの場合で、1ユーザーあたり8700円(税別)から。最低5ユーザー、1カ月以上で利用できる。イデアでは、2015年度末までに200ユーザーへの販売を目標としている。

石井 一志