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NTTネオメイト、モバイルデバイス活用をトータルに支援するサービス

 株式会社エヌ・ティ・ティネオメイト(以下、NTTネオメイト)は27日、企業でのスマートデバイス活用を支援するサービス「AQStage スマートデバイス管理 by AirWatch」を発表した。ヴイエムウェアの「AirWatch by VMware」を活用し、NTTネオメイトのクラウドサービスとして提供するもので、1月28日より全国で提供開始する。

 「AQStage スマートデバイス管理 by AirWatch」は、企業がスマートデバイスを活用するために必要な情報セキュリティ対策、各種管理機能をトータルでサポートするサービス。各種機能制限など、デバイスに企業ポリシーを強制する「モバイルデバイス管理(MDM)」機能を基本とし、業務用アプリケーションを配布・管理する「モバイルアプリケーション管理(MAM)」機能、企業内メールをスマートデバイスからセキュアに利用する「モバイルeメール(MEM)管理」機能、企業内コンテンツをスマートデバイスから利用する「モバイルコンテンツ管理(MCM)」機能を必要に応じて利用できる。

 例えば、単一の管理コンソールから「デバイス」「アプリケーション」「メール」「コンテンツ」を一括管理し、それぞれを会社の適切なポリシーに準拠させたり、業務アプリケーションをコンテナ化し、スマートデバイス内で企業データを暗号化するとともに、業務外アプリケーションとのデータ連携を禁止してセキュリティを確保したり、といったことが可能。

 また、端末にデータを残さないオンライン専用型とは異なり、ネットワークにつながらないオフライン環境でも利用でき、ネットワーク状況によって使用感を損なうことなく利用可能な点も特徴とした。加えて、マルチテナント機能を備えているので、部門やグループ会社といった組織階層構造を管理構造にマッピングし、各組織の特性にあったポリシーを適用できる。

 具体的なメニューとしては、MDMのみの「プランA」、MDM・MAM・MEMの「プランB」を用意。加えて、プランBにMCM(配信・閲覧のみ)を追加した「プランC」と、フル機能を利用できる「プランD」も提供する。

 デバイス1台あたりの価格は、プランAが月額350円(税別)、プランBが月額400円(税別)、プランCが月額450円(税別)、プランDが月額800円(税別)となり、最低利用期間は1年。別途、1契約あたり2万5000円(税別)の初期費用がかかる。またMCM機能が提供されるプランCとプランDには、1契約あたり25GBのストレージ領域が付属するとのこと。

 なおNTTネオメイトでは、「AQStage スマートデバイス管理 by AirWatch」によるモバイルワークの推進にとどまらず、企業ユーザーのワークスタイル変革を推進するサービスラインアップの拡充を図る考え。その一環として、ヴイエムウェアのエンドユーザーコンピューティング分野の製品を活用し、サービスを今後も提供するとしている。

石井 一志