ニュース

バレンタインチョコを広めた老舗洋菓子のモロゾフ、Webグループウェアを導入

「アリエル・エンタープライズ」で業務改善

 老舗洋菓子のモロゾフ株式会社が、新たな情報共有基盤として、Webコラボレーションウェア「ArielAirOne Enterprise(以下、アリエル・エンタープライズ)」を導入した。開発元のアリエル・ネットワーク株式会社が20日、発表した。

 モロゾフは1931年創業の老舗洋菓子店。洋菓子の直接販売を基本に「スイーツを楽しむ心豊かな暮らし」を提案し、百貨店への出店は1000店を超える。日本で初めてバレンタインチョコレートを販売したことでも知られる。現在は、中期経営計画に基づいて100周年の礎を気づくための改革を推進。「Change(改革)」「Challenge(挑戦)」「Create(創造)」の順にステップアップをめざし、組織のスリム化や商品群の選択・集中、新商品・新市場の開拓に取り組んでいる。

 その一貫として、業務を効率化するための新たな情報共有システムの構築に着手。業務変化やユーザーニーズに対応する柔軟さを評価し、アリエル・エンタープライズを採用した。阪神・淡路大震災で被災したこともあり、今回のクラウド化により、災害時の事業継続性を考慮したシステムとする。

 日常的な業務では、グループウェア・ポータルをはじめ、商品データベース、業務報告管理、申請ワークフローなど各種業務アプリケーションを基盤上に構築するとともに、販売管理やPOSなどの外部システムとも連携。業務環境を統合するプラットフォームとした。店舗へのタブレット導入も進め、顧客提案力の向上や経営ダッシュボード活用による業務改善も図るという。

 アリエル・エンタープライズは、グループウェアと企業情報ポータルを標準で提供するとともに、企業独自のビジネスアプリケーション開発を支援することで、拡張性・柔軟性に優れた情報共有環境を実現するWebコラボレーションウェア。集約された情報を組織・部門のみならず個人に最適化して表示することで、情報へのアクセスを容易にし、ビジネスに結びつける行動支援と業務効率向上を実現するという。

直感的なUIと豊富な機能

川島 弘之