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スケジュールやWebメールの使い勝手を改善したグループウェア「desknet's NEO 2.5」
管理者向け機能も大幅に強化
(2014/10/28 10:00)
株式会社ネオジャパンは28日、グループウェア「desknet's NEO」の新版「同 2.5」を発表した。スケジュールやWebメール機能の使い勝手を向上させたほか、管理者向けの機能を強化しており、パッケージ版、クラウド版とも同日より提供開始する。
desknet's NEOは、中小企業から大企業まで、幅広いユーザー層で利用できるグループウェア。HTML5の採用によってユーザーインターフェイスが過去の製品から一新されており、見やすさと使いやすさを向上させている。グループウェアの各機能(アプリケーション)は、「スケジュール」「Webメール」「インフォメーション」「設備予約」「回覧・レポート」「文書管理」「ワークフロー」など全25種類が用意され、タブレット端末やスマートフォンでも標準ブラウザから利用できるという。
今回の新版では、ユーザーからの要望を大きく反映し、主要機能であるスケジュールとメールを大きく強化した。スケジュールでは、予定をドラッグ&ドロップで追加・変更できるようにしたほか、予定項目と特定の色を関連付けられるようになったため、視覚的な“わかりやすさ”が向上している。
一方のWebメールでは、メールを送信する前に作成したメールの内容を表示し、あて先や本文の間違いをチェックしやすくした。加えて、メールの送信を一定時間保留し、その時間内であれば送信を取り消せるようにすることで、メール誤送信による情報漏えいのリスクを低減したとのこと。また、署名の挿入位置を本文の先頭と末尾から選べるようにしたり、メールのテンプレートを登録できるようにしたり、メールデータのインポートを可能にしたり、といった強化も行われている。
さらに、ポータル画面のメニューコンテンツ内に、ほかの社内システムにシングルサインオンするためのアイコンや、任意のサイトにアクセスするためのアイコンを追加できるようになった。従来は、画面左側のメニューバーにリンクを追加することは可能だったが、これによってより簡単にアクセスできるようになる。もちろん、それぞれのアイコンはユーザーの権限や部署・役職などにより表示・非表示を切り替えられるほか、部門ポータルごとにメニューをカスタマイズすることも可能だ。
このほか管理機能も大幅に強化された。例えば、パスワードの必須条件を定義する「パスワードポリシー」の設定を大幅に拡充しており、必要な文字種・文字数、前回パスワードとの違いや、以前のパスワードの再利用を禁止する回数などを柔軟に設定できる。また、ユーザーが連続してパスワードを間違えた場合にログインを一時的にロックする機能を追加し、特に社外からの利用を許可している場合に、大幅なセキュリティの向上を実現している。
価格は、クラウド版が1ユーザーあたり月額400円(税別)、パッケージ版は、中小規模向けのスモールライセンスの場合、5ユーザーで3万9800円(税別)から。大規模向けのエンタープライズライセンスの場合、300ユーザーで150万円(税別)からとなる。