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日立Sol、現状の対策の不足点を補う「内部不正防止ソリューション」

現状分析と「秘文」「活文」「Splunk」など組み合わせ

 株式会社日立ソリューションズ(以下、日立Sol)は、企業内からの情報漏えいリスクを軽減する「内部不正防止ソリューション」を10月23日に発売する。価格は個別見積もり。

 同ソリューションでは、企業のセキュリティ対策が効果的に運用されているか、対策に漏れはないかを明確にする。その上で、情報の持ち出し制御を実現する情報漏えい防止ソリューション「秘文」などを最適に組み合わせて、内部不正による情報漏えいリスクを軽減する。「認証強化・ID管理」「監視・監査」「持ち出し制御」「データ統制」の4つの観点からセキュリティ関連ソリューションをまとめたもので、顧客が既に実施しているセキュリティ対策をベースとして、対策を強化できるのが特長という。

 具体的にはまず「現状分析サービス」として、IPAが公開する「組織における内部不正防止ガイドライン」に基づいたヒアリング項目を設定し、コンサルタントの現地調査により不足点を洗い出す。ここで明確になった対策の不足点に対し、「秘文」やビジネスコンテンツ活用ソリューション「活文」、ビッグデータ利活用基盤ソリューション「Splunk」(監視・監査に利用)などを組み合わせ、顧客の業務環境に応じたセキュリティ対策を提供する。

 「秘文」を活用することで、情報の持ち出し経路に応じた制御を実現。社外へのデータ持ち出し時には、暗号化・ドキュメント制御システム「活文NAVIstaff」によるIRM(Information Rights Management:文書ファイルの閲覧・編集権限管理)を徹底することで、悪意のある第三者の利用を禁止したり、万が一不正に持ち出された後も利用できないように制御することが可能となる。

川島 弘之