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NTTソフト、現行のシステム運用を変更せずに導入できるITサービス管理ツール

 NTTソフトウェア株式会社(以下、NTTソフト)は、ITサービス管理を実現するツール「ACTCenter Service Manager」を、10日から販売開始する。

 ACTCenter Service Managerは、従来のシステム運用管理業務を変更せずに、ITILに基づいたITサービス管理をワークフローで実現できるソフトウェア。国内大手金融機関でシステム化する際に得られたノウハウをもとにテンプレートを用意しているため、国内企業のシステム運用で求められる、すでに導入しているマルチベンダーの運用監視ツールとの連携や、多段承認、既存帳票の活用といった要件に対応できるという。

 また、このテンプレートや、intra-martワークフローで用意されているコンポーネント群、運用監視システムに依存しないインターフェイスなどが用意されていることから、短期間でシステム構築を行える点も特徴とした。

 具体的な機能としては、マルチベンダー・マルチシステムとの連携が可能な運用監視システム連携機能、運用監視システムが出力するイベントと、類似インシデントから素早く起票するインシデント管理機能、インシデントと関連付けて問題を管理する問題管理機能などを搭載。このほか、ナレッジ管理、変更管理、リリース・展開、サービスレベル管理・報告といった機能も備えている。

 価格は、パッケージが180万円(税別)から。別途、「intra-mart Accel Platform」(アドバンス版で180万円・税別)が必要となる。

石井 一志