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ジュニパー、サービスゲートウェイ「SRXシリーズ」を強化

 ジュニパーネットワークス株式会社(ジュニパー)は28日、ファイアウォール機能を中核に、さまざまな機能を統合したサービスゲートウェイ「SRXシリーズ」を強化すると発表した。

 SRXシリーズは、ファイアウォールやVPN、IPSなどのセキュリティ機能や、NAT、ルーティングといったネットワーク機能を統合したサービスゲートウェイ製品である。

 今回はまず、アプリケーション可視化・制御を行うエンジンを「AppID 2.0」へバージョンアップし、BitTorrentやTOR、Skypeといった回避的アプリケーション(Evasive Application)の特定に最適化されたヒューリスティック・エンジンを搭載した。3000種類以上のアプリケーションの認識が可能になっており、国や地域に特化したアプリケーションの識別も従来以上に強化されている。

 また、ユーザーロールベースでのポリシー適用を可能にしており、役割やグループに応じて個別のアプリケーションポリシーを設定できる。これによって、部署や役職などに応じたポリシーを、各ユーザーへ簡単に割り当てられるようになった。さらに、Active Directoryとの連携をサポートし、ユーザー管理自体も以前よりやりやすくなっている。

 管理面では、セキュリティ管理アプリケーション「Junos Space Security Director」により、SRXシリーズの持つ各機能を一元的に管理したり、可視化したりすることも可能になっている。

石井 一志