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クラウドワークス、地域特化型クラウドファンディング「FAAVO」と提携

資金調達と人材調達をシームレスに

 株式会社クラウドワークスは25日、地域特化型クラウドファンディングサービス「FAAVO」を運営する株式会社サーチフィールド(以下、FAAVO)と業務提携し、全国20エリアでクラウドソーシングとクラウドファンディングの併用を促進する取り組みを開始すると発表した。

 クラウドワークスは2014年7月に、地方でのクラウドソーシングの活用支援プログラムとして、認定アドバイザー制度「クラウドワークス・アンバサダー」を立ち上げ、認定団体と連携し、地域の企業に向けたクラウドソーシング活用のコンサルティングを開始している。

 今回は、地域特化型のクラウドファンディングサービスを全国展開するFAAVOと業務提携。エリアごとにFAAVOの共同運営者(エリアオーナー)をクラウドワークス・アンバサダーと認定し、FAAVOを通じて地域活性プロジェクトに取り組む人の調達資金を効果的に生かす手段として、クラウドソーシングの活用を提案・サポートする体制を整えた。

 全国の人から資金を調達できるクラウドファンディングと、全国から人材やアイデアを調達できるクラウドソーシングを組み合わせることで、全国20エリアにおいて、地域の当事者だけでは困難な課題解決や夢の具現化を支援するという。

 クラウドワークス・アンバサダーは、地域イベントや企業への勉強会などを通じて、企業におけるクラウドソーシング活用のノウハウ提供やコンサルティングを行う団体に提供されるライセンス。認定対象となるのは、コワーキングスペース、社団法人、NPO、商工会議所など地域に根ざし、地元企業やフリーランスとのネットワークを持つ団体で、認定団体にはクラウドワークスから各種セミナーの協賛やクラウドソーシング活用支援ツール、サポート窓口などの提供が受けられる。

 FAAVOは、お気に入りの街の「地域を盛り上げるプロジェクト」を全国から支援・応援できるWeb参加型のクラウドファンディングプラットフォーム。「FAAVO新潟」「FAAVO石川」など、都道府県単位で共同運営者(エリアオーナー)と共同でクラウドファンディングサイトを運営するのが特色で、2014年8月現在、全国24エリアに展開。そのほか5エリアで開設準備が進んでいる。

川島 弘之