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リクルートがクラウドワークスへ出資、クラウドソーシングの知見獲得へ

 株式会社リクルートホールディングス(以下、リクルート)は8日、投資子会社である合同会社RSPファンド5号を通じ、株式会社クラウドワークスの第三者割当増資を引き受けたと発表した。出資額は未公表。

 クラウドワークスは、日本最大級のクラウドソーシングサイト運営会社。2014年7月までの累計発注者数が約3万6000社に達し、登録された社数の予算総額は130億円を突破。サービス開始からの2年で四半期ごとの契約額は40倍以上に成長し、会員登録も20万人を超えた。

 今回の調達資金でクラウドワークスの追加開発と営業体制の強化を図り、さらなるサービス拡大へとつなげる方針。また、リクルートグループと積極的な情報連携を行いながら、クラウドソーシングの活用について協議を開始するとしている。

 一方、リクルートは今回の投資を通じて「クラウドソーシング領域の知見獲得を目指す」としつつも、「クラウドワークスと資本・業務提携をしたという一部報道について、『業務提携』および現時点で『クラウドソーシング事業に参入』という事実はない」とコメントしている。

川島 弘之