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消費者間取引に特化した会計アプリ「フリビズbyマネトラ」

個人で稼ぐ人の収支管理に

 株式会社ミロク情報サービス(MJS)は30日、消費者間取引(以下、C2C取引)向けのクラウド型会計アプリ「フリビズbyマネトラ」のベータ版を提供開始した。ベータ版はPC専用で無料。正式版は、スマートフォンなどへのマルチデバイス対応や、「かんたん青色申告」とのデータ連携などを盛り込み、2014年末に有償で提供する予定。

 フリビズbyマネトラは、「個人で稼ぐ人の収支管理に」をコンセプトとするクラウド会計アプリ。ネットオークションやフリーマーケットアプリ、クラウドソーシングなどで取引する人の収支管理と確定申告を支援する。サイドビジネスだけでなく、ノマドワーカーをはじめとするフリーランスや将来企業を目指す人なども対象とするようだ。

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 ジャパンネット銀行との提携により、同行の口座情報を自動取得できるのが特長。「入金・出荷管理機能」では、商品品目・出荷日・出荷先情報などのデータを登録し、ジャパンネット銀行から自動取得した口座情報(入金データ)と照らし合わせ、出荷済み情報を消し込むことで簡単に入金・出荷を管理できる。

 「売上管理機能」では、販売先・販売品目・販売価格・販売手段などの売上管理を簡単に行え、販売履歴を残すことも可能。「収支管理機能」では、口座情報の自動取得により、C2C取引における商品原価や経費を基に収支管理も簡単に実現できるという。

 2014年12月には「確定申告支援機能」も追加する予定で、MJSの「かんたん青色申告」などと連携する。

 7月30日から無償のベータ版を提供。データ保存期間は「正式版提供開始まで」となるのが注意点。2014年末に正式版をリリースする予定で、無料プラン(データ保存期間が最大3カ月)と有料プラン(期間に制限なし、月額350円・税別)を用意する。

川島 弘之