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ニフティ、スマホアプリ開発支援クラウドでUnity用SDKを提供

 ニフティ株式会社は16日、スマートフォンアプリ開発に特化したクラウドサービス「ニフティクラウド mobile backend」(以下、mobile backend)において、ゲーム開発環境「Unity」用SDKを提供開始すると発表した。あわせて、ゲームアプリ開発者向けの機能を強化している。

 「mobile backend」は、スマートフォンアプリで共通して必要となるサーバーサイドの機能をクラウド上で提供するサービス。サーバーサイドで開発が必要となる機能には、「会員管理・認証」「プッシュ通知」など、各アプリで共通する機能が多くあるため、ニフティがクラウドサービスとしてこれらの機能を用意したという。

 今回はこのサービスにおいて、Unity用のSDKを提供する。提供機能は、位置情報検索機能を含むデータストア、会員管理の両機能で、対応プラットフォームはiOSとAndroid。これによって、Unityを用いたサーバーサイドの機能を容易に実装でき、開発効率が向上するメリットがあるという。

 あわせて、スマートフォンアプリからのリクエストを一部制限できるセキュリティ機能がAPIとして提供され、不正な手段によるデータ登録などを防止するとのこと。

 また、大規模アプリ向けの料金プラン「カスタマイズプラン」では、データベース機能である「データストア」において、データをインデックス化して扱える機能を新たに提供する。この機能を用いると、データベースの検索速度が大幅に向上するので、大量のデータを扱う大規模アプリでも軽快な動作を実現できるとしている。

 なお、Unity用SDKおよび各機能を、無料プラン「Basicプラン」以外で利用する場合は、別途費用が発生するとのことだ。

石井 一志