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「ニフティクラウド mobile backend」のUnity用SDKを強化

 ニフティ株式会社は9日、スマートフォンアプリ開発に特化したクラウドサービス(mobile Backend as a Service:mBaaS)「ニフティクラウド mobile backend」にて、ゲーム開発環境「Unity」用SDKを強化したと発表した。

 ニフティクラウド mobile backendは、スマートフォンアプリで共通して必要となるサーバーサイドの機能を、APIやSDKを用いてクラウド上で提供するサービス。サーバーサイドの開発が不要になるので、開発工数を大きく削減でき、アプリを迅速に提供できる点が特徴という。

 一方のUnityは、米Unity Technologiesが提供する統合型のゲーム開発環境。iOS、Android、Windows、Mac OS X、Web、Wii U、PlayStation 3、Xbox 360など、さまざまなプラットフォームで高度な3Dアプリケーションを制作できることから、スマホ向けゲームアプリを含むゲーム開発者の間では注目が高まっている。

 ニフティクラウド mobile backendではこれまで、Unityについて、「データストア」「会員管理」「位置情報」などのSDKを提供し、Unityを用いたゲームアプリ開発を支援してきた。これらを用いると、ゲームに必要となるランキングやアイテム管理などの機能を容易に実装できるので、開発効率が向上するメリットがある。

 今回はそのSDKに、新たに「プッシュ通知」を追加。機能アップデートやゲーム内でイベントが発生した時など、利用者にアプリ利用を促したい場合に通知を送ることができる。また、iOS・Android両方への通知を管理可能とのこと。

 なおUnity用SDKは、ニフティクラウド mobile backendの「Basicプラン」以外で利用する場合に、別途利用料金が発生する。

石井 一志