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クラウド電話API「Twilio」、日清食品のICEカップヌードルキャンペーンに採用

でんぱ組.incが電話でカップヌードルの作り方をレクチャー

 株式会社KDDIウェブコミュニケーションズは14日、同社が提供するクラウド電話API「Twilio」が、日清食品株式会社が提供するICEカップヌードルキャンペーン「ICEカップヌードルを世界にお届けでんぱ組.ice」に採用されたと発表した。

 Twilioは、インターネット上から電話やSMSの送受信ができるサービス。公開されたAPIをウェブサイトやアプリケーションなどに実装するだけで、電話やSMSの受発信、アップロードした音声の再生、文字列を音声に変換できる音声合成機能など、さまざまな機能が利用できる。

 今回、日清食品が提供するキャンペーン「ICEカップヌードルを世界にお届けでんぱ組.ice」では、期間限定特別コールセンターのキャンペーン用電話番号に電話をかけることで、ICEカップヌードルの作り方をでんぱ組.incのメンバーが教えてくれるアクティビティに参加できる。

 Twilioは、自動受付コールセンターの仕組みを構築するための電話の発着信機能や、でんぱ組.incの音声再生、プッシュ音の認識機能を提供している。

 これまで、電話を使用するキャンペーンでは、短期間に電話の受発信が集中することから、大量のトラフィックをさばくことができるPBXやIVRなどの高額な専用機器が必要だった。クラウド型サービスであるTwilioは、APIを実装するだけという容易な開発環境に加え、短期間に高負荷なアクセスがあった場合でも柔軟に対応でき、従来の方法では費用面や設備投資の面で敬遠されていた電話を使用したキャンペーンが、Twilioを利用することにより簡単に低料金で実現したという。

三柳 英樹