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ナノ・ユニバースが新ストアアプリでO2O実施へ、ACCESSのBeacon採用

 株式会社ACCESSは24日、Beaconを用いた位置連動型コンテンツ配信ソリューション「ACCESS Beacon Framework(ABF)」が、株式会社ナノ・ユニバースが新たに開発する自社ブランドのスマホ向けストアアプリに採用されたと発表した。

 ナノ・ユニバースは、ヨーロピアントラディショナルをコンセプトに、オリジナルブランドとセレクトブランドを織り交ぜた大手アパレルメーカー。現在、「nano・universe」「nano・universe Library」「nano・universe The 1st. Floor」「ODORANTES nano・universe」「nano・universe BASEMENT」のブランドで、全国61拠点の実店舗とオンラインストアを展開している。

 今回、新たに自社ブランドのスマホ向けストアアプリの開発に着手し、9月より同社の70万人を超える会員に向けて無料配布する予定。同アプリでO2Oを実現するため、ABFを採用した。

 ABFは、Beaconを用いたO2Oサービス開発を迅速化し、運用を効率化する位置連動型コンテンツ配信ソリューション。ケース付きBeacon、ポイントカード・スタンプラリーなど10種類上のリファレンスアプリが標準で用意された開発キット(SDK)、コンテンツ制作ツールなどを包括的に提供する。

コンテンツ制作ツール
GPSとBeaconのプッシュ配信の連携例

 ナノ・ユニバースでは、ABFを活用して、来店ポイントサービスによる実店舗への送客や、オンラインと実店舗が連動したO2Oプロモーションを実施していく予定。

 同社 WEB事業グループ/ディレクターの越智将平氏は「ABFには必要なツールがすべてそろっているため、初期投資を抑えてスピーディに導入できる。導入後も、(ASP型なので)サーバー管理の必要がなく、専門のITスタッフが不要。こうしたコスト面と運用面でのメリットに加えて、GPS対応やGoogle Glassとの連携など、その拡張性や先進性が採用の決め手となった。新ストアアプリを活用して、Beaconを用いた最先端のO2O施策を展開していく」と述べている。

Google Glassとの連携例

川島 弘之