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分散バッチ処理「Asakusa Framework」、OSSコンソーシアムが部会を設立

 OSSコンソーシアムは27日、Asakusa Framework部会を新設すると発表した。

 Asakusa Frameworkは、Hadoopの分散処理技術を活用し、業務バッチ処理を高速化させるための開発・実行用フレームワーク。ノーチラス・テクノロジーが開発し、日本発のオープンソースとして公開している。

 ビッグデータの潮流に乗り、Hadoopを中心とした分散処理技術やそのエコシステムを構成するOSSに注目が集まるが、企業内システムへの浸透はまだ本格化していない。技術的な難易度、サポートへの不安、情報の少なさなどのさまざまな理由が挙げられるが、Asakusa Frameworkでも知名度や認知度の低さが障壁になっているという。

 Asakusa Framework部会では、基幹システムにおけるOSS活用の普及促進に向け、Asakusa Frameworkを中心に、Hadoop、そのほかの最新OSS活用の普及促進の情報収集・発信、技術検証、ビジネス検討などの活動に取り組む。

 参加予定企業は以下の通り。

・アクセンチュア株式会社
・伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
・株式会社エクサ
・エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社
・株式会社ザイナス
・新日鉄住金ソリューションズ株式会社
・東芝ソリューション株式会社
・日本サード・パーティ株式会社
・株式会社ノーチラス・テクノロジーズ
・株式会社日立ソリューションズ
・マップアール・テクノロジーズ株式会社
・三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社

川島 弘之