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FJM、Office 365導入支援サービス~管理者教育までカバー

 株式会社富士通マーケティング(以下、FJM)は、中堅中小企業向けにMicrosoft Office 365の導入支援を行う「AZSERVICE 導入支援 for Office 365」を6月より提供開始した。

 FJMによるOffice 365の社内実践ノウハウと多くの導入実績の経験を、サービスメニュー化したもの。運用ヒアリングから設定代行、管理者教育までワンストップに提供し、顧客のニーズに沿った運用を実現する。Exchange Online、SharePoint Online、Lync Onlineなどを段階的に導入していくことも可能。

 顧客ごとの専用コールセンターを設置し、既存のメールサービスからOffice 365への移行時における問い合わせ窓口対応や、Office 365だけでなくPC・プリンタ・ネットワークなど顧客環境や関連アプリまで総合的にサポートする。

 価格は、基本サービスとなる「Office 365ベーシックパック」(Exchange Online、SharePoint Online、Lync Onlineを対象に運用ヒアリング・設定代行・管理者教育の3ステップを提供)が8万6000円(税別、500ユーザーまで)。オプションサービスとして「Exchange Onlineメール移行支援」「SharePoint Onlineポータルサイト構築」「Lync Online設定代行作業」なども提供する。

 すでに伊藤園が同サービスによりOffice 365を導入。約3カ月でグループ企業であるタリーズコーヒージャパン合わせて約5400人のコミュニケーション基盤を構築。Exchange OnlineとSharePoint Onlineによりグループ会社を含めた情報共有を促進するほか、Lync OnlineのWeb会議機能により、障がいを持つ在宅勤務者を対象にWeb会議を活用しての打ち合わせをトライアル運用を行っている。また、FJMのクラウドサービス「AZCLOUD」上にADFS(Active Directory Federation Services)を構築。海外出張時のOffice 365へのアクセスも可能にした。

 FJMは今後3年間で550社(2万7000ID)の導入を目指す。

伊藤園のシステム概要図

川島 弘之