SalesforceとMicrosoft Windows/Officeが密に連携、戦略的提携へ

　米salesforce.comと米Microsoftは30日、戦略パートナーシップ関係を結んだと発表した。取引条件は非公開。

　協業により、SalesforceのCRM製品とMicrosoft Windows/Officeを統合し、「Salesforce1 for Windows and Windows Phone 8.1」「Salesforce for Office 365」という2種類のソリューションを提供する。

　Salesforce1 for Windows and Windows Phone 8.1では、ユーザーのWindows 8.1端末からSalesforce1の利用をサポートする。2014年秋にプレビュー版を提供し、2015年から一般提供を開始する予定。

　Salesforce for Office 365では、SalesforceとOffice 365の相互利用を実現する。例えば、Office Mobile、Office for iPad、Office 365を使用して、Salesforce環境およびSalesforce1からOffice文書を共有・編集できるほか、SalesforceとOutlookをともに活用したり、ExcelおよびPower BI for Office 365にSalesforceデータを取り込んで可視化・分析したりすることが可能。また、Salesforceの統合ストレージオプションとして、OneDrive for BusinessおよびSharePoint Onlineも利用可能となる。