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トレジャーデータ、オンラインゲーム業界に特化した分析サービス

各業界特化型のサービス展開を加速へ

 米TresureDataおよびトレジャーデータ株式会社は29日、オンラインゲーム業界に特化したソリューションの国内提供を開始した。オンラインゲーム企業の開発・運用担当者は、ユーザーデータの収集から保管、分析に至る一貫したデータマネジメントサービスを低コストで利用できるという。

 同社のビッグデータ分析サービス「トレジャーデータサービス」をオンラインゲーム企業への導入実績を生かして、同業界に特化した解析ソリューションとして販売する。各種データを収集し、クラウド型の「トレジャーデータサービス」へほぼリアルタイムにデータを送り込むことが可能。収集されたデータは、トレジャーデータのスタッフが運用・監視する独自データベース「Plazma」に保管される。

 さらに、ゲーム業界で一般的に利用されているアドホッククエリ用のSQLインターフェイスや、標準的なBIシステム・分析ツールなどへのコネクタを含む、業界向けにカスタマイズされたダッシュボード機能を用意するのが特徴。

 ゲームの開発者は、システム上で発生する各種のイベント状況を常に把握でき、わずか数分間でゲーム運用のプロセスを変更できる。さらにゲームデザイナーからデータサイエンティストまで、企業内のさまざまな部門がデータの分析結果を横断的に利用できる環境を実現するという。

 なお、「トレジャーデータサービス」はすでにグリーやSpry Foxなどのオンラインゲーム企業で導入されている。こうした業界特有の導入実績・ノウハウを生かし、今後も各種産業分野への特化型「トレジャーデータサービス」を展開する考えだ。

川島 弘之