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求人情報のリブセンス、「トレジャーデータ」でサイト分析、訪問数を2倍に

 米Tresure Dataは30日、求人サービスを運営する株式会社リブセンスがビッグデータ分析サービス「トレジャーデータサービス」を採用したと発表した。Webサービスの改善やターゲティングメールの精度向上に活用されている。

 リブセンスは、2006年創業のインターネットメディア運営会社。「成功報酬型」ビジネスモデルの特長を生かし、求人情報メディア「ジョブセンス」「ジョブセンスリンク」「ジョブセンス派遣」、不動産情報メディア「door 賃貸」。2011年12月には転職クチコミサイト「転職会議」もスタートしている。

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 同社は2012年から自社Webサイトの利用状況に関するログ収集を開始し、ユーザーの利便性向上を図ってきた。しかし、既存のシステムでは大量のログデータの集計が困難だったことから、さまざまなデータ形式や分析方法に対応し、高速で大量のデータを収集・保存できる「トレジャーデータサービス」の導入を決定。以降、1年間にわたって活用している。

 具体的に「トレジャーデータサービス」をビッグデータ分析基盤とし、「ジョブセンスリンク」をはじめとする、自社Webサービスのサイト利用状況に関するログデータや、利用者へのターゲティングメール配信ログデータを収集し、その結果を分析している。これにより、細かなユーザー属性ごとの分析や、それに基づいたWebサイト改善施策の効率化を実現。さらに「ジョブセンスリンク」への求人応募を促すターゲティングメールの制度改善も果たし、施策後にはWebサイト訪問数が倍増するという成果も得られたという。

川島 弘之