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カスペルスキー、Linuxファイルサーバー向けセキュリティソフト新版

 株式会社カスペルスキーは15日、ファイルサーバー向けセキュリティソフト「Kaspersky Anti-Virus for Linux File Server」の新版「同 8.0.2.172(Maintenance Pack 2 Critical Fix 1)」を発表した。同日より提供を開始する。

 「Kaspersky Anti-Virus for Linux File Server」は、Linuxで構築されたファイルサーバー向けのセキュリティソフト。カーネルレベルの監視を行って、ファイルサーバーをマルウェアから保護するという。またVMware Ready認定を取得しているので、仮想マシン上でファイルサーバーを稼働させる場合にも対応しているとのこと。

 今回の新版では、パフォーマンス関連を中心に機能を拡張した。具体的には、管理ツール「Kaspersky Security Center」よりオンデマンドで実施するマルウェアのスキャンタスクにおいて、優先度を4つのレベルで設定できるようになったほか、Kaspersky Security Centerと連携してクライアント側の管理を行うネットワークエージェントに、アップデートエージェント機能を追加。特に、リモート拠点の複数端末へのウイルス定義データベースやポリシーの配信を、1端末分の配信で済ませられるため、ネットワーク負荷を軽減できる。

 加えて、SUSE Linux Enterprise Server 11 SP3やSamba 4.0.xなどを新たにサポートしている。

石井 一志