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“種まき段階”から営業を可視化、アビリティの「Sansan」活用事例

 Sansan株式会社は30日、法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」について、アビリティ株式会社の導入・活用事例を公開した。

 アビリティは、企業内情報システム/LANシステム構築、保守サポート、システム運用支援・管理などを事業とする企業。

 「Sansan」導入の背景には、「既存顧客の流出防止」と「新規顧客の獲得」という課題があった。既存顧客の満足度向上と新規顧客の開拓のため、営業力強化が求められていたが、営業スタッフの裁量に任せている部分が多く、営業がブラックボックス化していた。

 Sansan導入を検討した際、以下の3ポイントから運用できると確信したという。

(1)種まき段階の案件(見込み客情報)は「スキャンで取り込むだけでDBが構築できる」
(2)育った案件(案件化したもの)は「ステータスごとに数値で可視化できる」
(3)上記2つを実現するための「メンテナンスが簡単で、柔軟にできる」

 導入後は営業現場でも積極的に利用され、営業の進ちょく管理ツールとして活用されている。「今まではミーティングで話が出てはじめて認識できていた営業活動が、Sansanの導入により種まき段階までも可視化されたので、先を見通した営業戦略の立案につながっていくと期待される。また、既存顧客へのサービス品質を向上させるためにも、全社的にSansanで情報を一元化していき、これまで以上に営業力を高めていきたい」とのこと。

川島 弘之