あらゆるモバイルアプリにサポート直通機能を、「Salesforce1 Service Cloud SOS」発表

　株式会社セールスフォース・ドットコム（以下、セールスフォース）は28日、モバイルでのカスタマサービスにおける新ソリューション「Salesforce1 Service Cloud SOS（以下、Service SOS）」を発表した。カスタマサービス・プラットフォーム「Service Cloud」の機能として提供する。

　Service SOSは、Salesforce1 Platform APIを活用し、あらゆるタイプのモバイルアプリにカスタマサービス機能を組み込めるソリューション。Amazon Kindleの「Mayday」ボタンに似た「SOS」ボタンがモバイルアプリ内に直接表示され、ライブ動画によるサポートや画面ガイドによるアシスタントを通じて、企業はあらゆるモバイルアプリのユーザー一人一人に合わせたカスタマサービスを迅速に提供できるようになる。

　例えばモバイルバンキングの取引中に見覚えのない手数料を目にした場合、ユーザーはSOSボタンをタップするだけですぐにサービスエージェントに問い合わせられる。モバイルショッピングしているユーザーであれば、その場でサービスエージェントにサイズを確認したりできる。

　エージェントはユーザーのモバイル画面が反映されたビューを確認しながら、段階に応じたガイドで一人一人に合わせたサポートを提供可能。モバイルショッピングの例では、ユーザーが利用しているモバイルアプリをリアルタイムに確認し、画面上で注文のプロセスをガイドできるという。

　Service SOSは、ネイティブ・モバイルアプリでの使用を前提としており、iOS/Androidに対応。提供開始は2014年下半期。まずはプライベートベータ版を提供する。価格は一般提供開始時に発表する予定。