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cstap、サイボウズkintoneと連携して帳票を印刷する「プリントクリエイター」
(2014/4/23 11:00)
サイボウズスタートアップス株式会社(cstap)は4月23日、親会社のサイボウズが提供する業務アプリクラウド「kintone(キントーン)」と連携して利用するクラウド帳票サービス「プリントクリエイター」の提供を開始すると発表した。月額6000円(税別)のライトコースと月額9000円(税別)のスタンダードコースがあり、ライトコースは4月23日より提供開始、スタンダードコースは5月初旬の提供を予定する。いずれのコースも初期費用は無料。
サイボウズのkintoneでは情報の一元管理が行えるが表示がWebブラウザーに依存するため、形式の決まった帳票、たとえば請求書などを出力するのには向かず、ExcelやWordなど別のソフトで作成する必要があった。
今回発表した「プリントクリエイター」では、kintoneアプリに登録されたデータを利用して、あらかじめプリントクリエイターに登録した帳票形式でPDFファイルとして出力することができる。また、既に利用している帳票をそのままプリントクリエイターに取り込むことも可能だ。帳票出力するための帳票作成ボタンもkintoneアプリ内に配置でき、kintoneからシームレスに帳票出力が行える。
「プリントクリエイター」では、登録した帳票のどこにkintoneアプリのデータを表示させるかを設定でき、文字の色や大きさなども指定できる。登録されたデータから「見積書」や「納品書」、「請求書」など複数の帳票レイアウトを管理し、切り替えて帳票出力することもできる。また、どのユーザーが、との帳票をどのレコードで出力したかの履歴もPDF出力ログとして管理できる。
ライトコースでは、複数レイアウト機能、出力ログ管理機能、帳票イメージ調整機能が利用可能。スタンダードコースは、ライトコースの機能に加え、画像ファイル取込み機能とQRコード自動作成機能が利用できる。
スタンダードコースで利用可能な画像ファイル取り込み機能は、画像を取込んで帳票内へ配置する機能で、月次報告書などグラフやデータを用いた帳票も手軽に作成可能。また、QRコード自動作成機能は、セミナー参加票にQRコードの画像を埋め込み、参加者のチェックをするといった用途に活用できる。
「プリントクリエイター」では、帳票印刷を利用するユーザー数、PDF出力する枚数とも制限はなく、定額の月額料金のみで利用できる。また、30日間の無料トライアルが利用できる。
「kintone」は、用途に合わせてWebデータベース型の業務アプリを構築できるサービス。営業案件の管理、顧客ごとの問い合せ履歴やクレーム対応の管理、プロジェクトの進捗やタスク管理、従業員の業務日報などをWebアプリケーション化により効率化できる。「kintone」も30日間の無料試用ができるため、「kintone」と「プリントクリエイター」を合わせて30日間試用することも可能だ。