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OBCと日本マイクロソフト、基幹業務システムのクラウド運用で協業

 株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)と日本マイクロソフト株式会社は21日、基幹業務システムのクラウド運用について協業すると発表した。マイクロソフトのクラウドプラットフォームMicrosoft Azure(旧称:Windows Azure)を活用した「奉行シリーズ+Azureプラットフォーム」の提供や、旧環境からの移行支援などを共同で行っていくとのこと。

 両者が協業した背景には、度重なる法改正への対応により、パッケージソフトの採用を検討している企業が増えていること、また中堅・中小企業でも広く利用されているWindows Server 2003が、2015年7月にサポート終了することなどを受け、新システムの運用プラットフォームとしてクラウドを検討する企業の増加が予想されていることなどがある。

 こうしたニーズを想定して、両社では、Windows Server 2003上で基幹業務システム「奉行シリーズ」を利用している企業向けに、東日本・西日本のAzure日本データセンターを利用した「奉行シリーズ+Azureプラットフォーム」を展開する考えで、技術検証、導入テンプレートを含めた各種ドキュメントの整備を共同で実施する。

 また、OBCの販売パートナーに対しても、移行および導入方法に関するハンズオントレーニングや、Windows Server 2003のサポート終了の啓発活動を含むマーケティング活動を共同で実施するとのこと。

石井 一志