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福岡市、戸籍・住民票の郵送請求業務、4月より民間委託

 富士ゼロックスシステムサービス(以下、富士ゼロックスSS)は、「福岡市住民票等郵送請求センター」における戸籍・住民票等郵送請求業務の委託を4月1日より開始する。

 福岡市は、行財政改革の一環として行政手続きの利便性向上のため、郵送請求業務の集約化・委託化を推進している。これまで住民票の写しなどの郵送請求、およびその手続きに関する問い合わせ対応などの事務業務を、市内7つの区役所の市民課で行っていたが、行政業務の効率化と市民サービス向上のため、今回、郵送請求センター1カ所への集約化と民間委託を決定した。

 昭和40年代より戸籍業務に携わり、現在は全国1070自治体へ戸籍システムを提供している同社。戸籍事務や付随業務にかかわるさまざまな仕組みや機能に加え、個人情報保護への配慮などを含めた行政業務特有の業務管理ノウハウを有している。その知見を生かし、同社の戸籍システムの利用にかかわらず、納期や品質を保証する成果保証型で提供するのが、今回提供するアウトソーシングサービス。

 2004年に事業を開始し、これまでにこれまでに関東や関西を中心に18自治体25拠点において窓口業務を委託。2014年1月からは足立区役所の窓口業務の委託を開始しているが、九州の自治体に住民関連業務のアウトソーシングサービスを提供するのは同社初とのこと。

川島 弘之