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クラウドサービスの2013年国内市場規模は2725億円、ミック経済研究所

 株式会社ミック経済研究所は12日、国内クラウドサービス市場規模の予測と成長性に関する調査結果を発表した。国内の主要クラウドベンダー108社を対象に、クラウドサービスを26カテゴリーに分けて、調査、集計・分析を行っている。

 2013年度の国内クラウドサービス市場は2725億円(前年度比12.7%増)と予測。内訳は、SaaS市場が2093億円(同9.6%増)、PaaS・IaaS市場が632億円(同24.1%増)。SaaS市場の分野別規模は、CRMなどの情報系SaaSが917億円(同15.4%増)、ERMなどの業務系SaaSが1176億円(同5.5%増)。

クラウドサービス市場分野別市場規模

 情報系SaaS分野で最大のセグメントは、Salesforce.comのサービスに代表されるSFA(営業支援)市場の142億円。グループウェア市場の103億円、CRM市場の95億円がこれに続く。

情報系SaaSクラウドサービス市場セグメント別市場規模(2013年度見込み、単位:百万円)

 傾向としては、オンプレミスシステムからクラウドサービスへのニーズのシフトや、スマートデバイスの普及による社外から社内システムへのアクセスなどの生産性向上ニーズが、市場拡大の要因になっていると分析している。

 今後の市場規模については、2014年度は3008億円、2017年度には3820億円に達すると予測している。一方で、クラウドサービス市場の多くの分野では機能飽和が見られ、コモディティ化とそれに伴う将来的なサービス価格の下落が予測されるとしている。

クラウドサービス市場規模の推移(2012年度〜2017年度)

(三柳 英樹)