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テーブル定義書の自動生成に対応したWebアプリ開発基盤「楽々FrameworkII」新版

テーブル定義書の自動生成が可能に

 住友電工情報システム株式会社(住電情報)は29日、Webアプリケーション開発基盤の新版「楽々FrameworkII Ver.6.3」を同日より販売開始すると発表した。

 楽々FrameworkIIは、業務システム開発のためのWebアプリケーション開発基盤。今回の新版では、従来は手動で生成する必要があったテーブル定義書を、既存のデータベース構造を用いて自動生成する機能が追加された。具体的には、データベースごとのデータ型を自動判定して、楽々FrameworkIIで利用できるデータ型に自動変換するほか、既存のテーブルに記載されたコメントやテーブル項目ごとのコメントも反映可能という。

 またSAMLに対応したため、さまざまなインターネットサービスとの認証連携が可能になったのも大きな強化点。salesforce.com、GoogleAppsなどの社外サービスとSSOを実現できるので、エンドユーザーの利便性向上や運用管理者の負荷軽減が見込める。

 加えて、スマートフォン向けの機能を強化し、検索結果が1ページに収まらない場合、フリック操作で次のデータを滑らかに表示できるノンストップスクロール機能と、スマートフォン上に表示した画像に手書き文字を入力できる機能を追加した。手書き入力は、フリーハンド入力以外に、テキスト挿入、カラーパレットを使った色付けなども行えるので、スマートフォンでの利用がより便利になるとのこと。

石井 一志