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NTTネオメイト、コストを抑えたDaaS型サービス「AQStage 仮想デスクトップ ライト」

 株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト(以下、NTTネオメイト)は、クラウド型の仮想デスクトップ(VDI)サービス「AQStage 仮想デスクトップ ライト」を10月8日より全国で提供開始する。同社の試算によれば、標準的なVDIサービスと比べて、1台あたりのコストを1/3に抑えられる点が特徴という。

 「AQStage 仮想デスクトップ ライト」は、Windowsクライアント環境をクラウド経由で利用できるDaaS(Desktop as a Service)型のサービス。データセンター内サーバーのデスクトップOSとしてWindows Serverを採用したほか、VDI基盤のシンプル化によりライセンス費用を削減し、低価格を実現した。

 端末はシンクライアント端末に加えて、一般のPCをシンクライアント端末の代わりに利用することも可能。モバイル環境からもWindowsデスクトップ環境を利用できる。さらに、ユーザーが必要とする台数から始められ、将来的な需要を見越した過大な設備投資を行わなくてすむ点もメリットとした。

 なおNTTネオメイトでは、3万台におよび仮想デスクトップへのマイグレーション実績を持っており、そこから得たノウハウを顧客に提供するとのこと。また、導入前にテスト環境とユーザーの環境を接続し、利用中の業務システムとの連携などを無料で試すことも可能としている。

 デスクトップOSはWindows Server 2012ないしServer 2008 R2を利用可能。参考価格は、1台あたりCPUを最大1コア、メモリを1GB、HDDを30GB利用し、100ユーザーの3年契約の場合で、1台あたりの初期費用が3150円、月額費用が1575円となる。また、シンクライアント端末のレンタル、ウイルス対策サービス、ファイルサーバーサービスなど、さまざまなオプションを別途用意しているとのことだ。

石井 一志