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インテック、IaaS「SPS SelfPortal」で仮想プライベートクラウド機能を利用可能に

専用線でオンプレミスとクラウドを直接接続できる機能も搭載

 株式会社インテックは7日、企業向けクラウドサービス「EINS/SPS SelfPortal」(以下、SPS SelfPortal)を自社専用のクラウドのように利用できる「仮想プライベートクラウド機能」を発表した。また、企業の社内ネットワークとSPS SelfPortalを、専用線や閉域網サービスを利用して直接接続できる「プライベートゲートウェイ機能」もあわせて提供する。

 SPS SelfPortalは、ユーザー企業自身が必要に応じて自由にリソースを調達できる、セルフポータル型のIaaS。今回は、セキュリティやレスポンス面での要望に応え、「仮想プライベートクラウド機能」と「プライベートゲートウェイ機能」を実装した。

 このうち「仮想プライベートクラウド機能」は、SPS SelfPortalをあたかも自社内に構築したプライベートクラウドのように利用できる機能。SPS SelfPortalでは、クラウドコントローラーに米Citrix SystemsのCloudPlatform(CloudStack)を採用しておりこの仮想プライベートクラウド(VPC)機能を利用して実現された。これによってユーザーは、通常は自社内に構築し、自社資産として保有する必要のあるプライベートクラウド環境を、サービスとして利用できるようになるとのこと。

 一方の「プライベートゲートウェイ機能」は、ユーザー企業の社内ネットワークと仮想プライベートクラウドとを、専用線やIP-VPNといった専用ネットワーク回線で直接接続する機能。より安全・高速なネットワーク経由での利用が可能になる。

 なお今回は、管理業務をインテックが代行する、マネージド型のIaaS型サービス「EINS/SPS Managed」との相互接続にも対応したため、用途に応じた使い分けも可能になった。

石井 一志