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エフセキュア、ウイルス対策ゲートウェイの仮想アプライアンス版を提供

 エフセキュア株式会社は20日、ゲートウェイ型のウイルス対策製品「エフセキュア アンチウイルス Linuxゲートウェイ」において、仮想アプライアンス版を提供すると発表した。

 「エフセキュア アンチウイルス Linuxゲートウェイ」は、メール、Webトラフィック、およびファイル送受信などにおいて、ウイルスチェックを行うゲートウェイ製品。従来は、x86サーバーとLinux OSに対応するソフトウェア版として提供されていたため、ユーザーが自ら環境を構築する必要があったが、OSも含めた仮想マシンとして提供される仮想アプライアンス版であれば、より簡単な導入が可能になるという。

 仮想マシンはOVF(Open Virtualization Format)形式で提供され、OVFを認識できる仮想基盤であれば利用可能。すでに仮想環境が構築されていれば、仮想アプライアンスの導入は数分で完了するとのことで、導入後はコンソールのメッセージに従い、IPアドレスなどの初期設定を行えば、すぐに製品を使用できる。また、設定はWebベースの日本語UIから行うため、Linux OSの知識などは不要とのこと。

 機能は、ソフトウェア版、仮想アプライアンス版ともに違いはない。なお、いずれの製品も90日の評価版が提供されており、事前のテストも可能になっている。

石井 一志