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Windows 7向けInternet Explorer 11、デベロッパープレビュー版が公開

 米Microsoftは25日、Windows 7およびWindows Server 2012 R2向け「Internet Explorer 11」(IE11)のデベロッパープレビュー版を公開した。日本語版を含む各国語版がMicrosoftのサイトからダウンロードできる。

Windows 7向け「Internet Explorer 11」デベロッパープレビュー版

 IE11は、次期OS「Windows 8.1」に標準搭載されるWebブラウザ。6月に公開されたWindows 8.1のプレビュー版にも、IE11のプレビュー版が含まれているが、今回、Windows 7/Windows Server 2012 R2向けにもIE11のデベロッパープレビュー版が提供された。

 IE11では、GPUによるJPEG画像のデコードやテキストレンダリングに対応し、ページの読み込みの高速化や省メモリ化、低消費電力などを実現。JavaScriptについても新エンジンを搭載し、ECMAScript 6をサポートするとともに、パフォーマンスを向上。IE10やほかのブラウザと比較しても、ベンチマークでより高速な結果が出ているとしている。

 新たに対応する規格としては、HTTP 2.0規格のドラフトとなったSPDYをサポートし、対応サイトのページ読み込みを高速化。Webブラウザ上で3Dグラフィックを表示するための規格「WebGL」もサポートした。このほか、開発者向けの「F12開発者ツール」についても、再設計した新たなツールを搭載した。

JavaScriptベンチマーク「SunSpider 1.0」の結果(IEBlogより)

三柳 英樹