オラクル、リアルタイムDBを利用するアプリ開発を迅速化する「MySQL Cluster 7.3」

　日本オラクル株式会社は19日、Webおよびモバイル向けサービスの新規開発をより迅速かつシンプルに実現する「MySQL Cluster 7.3」の一般提供を発表した。

　MySQL Clusterは、MySQL Serverのストレージエンジンの1つであり、「並列」「負荷分散」「高可用性」といった特徴を備える。

　新版では、新たにnode.js向けNoSQL JavaScriptコネクタを装備したことで、さまざまな汎用的なハードウェアを使用して構築されるサービスを、最小限の工数でよりシンプルに作成できるという。

　また、外部キーのネイティブサポート、ブラウザベースの自動インストール機能、新しい接続スレッドの拡張性などの新機能により、次世代のWeb、クラウド、通信サービスの高可用性データベースにおける課題を解決。

　さらに「MySQL 5.6」のサーバーを統合し、「MySQL 5.6」を基盤としたアプリケーション内で「InnoDB」と「MySQL Cluster」のストレージエンジン（RDBMSでデータのアクセスや排他処理などを制御する）を結合できるようになった。

　そのほか、オープンソース、自動データ分散、リアルタイム、ACID準拠のトランザクションデータベースであり、単一障害点を持たないのが特徴。