ニュース

キヤノンソフト、多言語のWebアプリを自動生成できる「Web Performer V1.3.1」

 キヤノンソフトウェア株式会社(以下、キヤノンソフト)は30日、Webアプリケーションを100%自動生成するソフトの新版「Web Performer V1.3.1」を、5月31日より販売開始すると発表した。従来は日本語のみの対応だったが、今回より、多言語に対応しているという。

 「Web Performer」は、プログラミング作業を行わずにWebアプリケーションを100%自動生成できる、業務用のWebアプリケーション開発ツール。「基本設計情報」を定義するだけでツール側がアプリケーションを自動生成する仕組みにより、Web開発者の工数を削減できる点が特徴だ。

 今回の新版では、生成されたWebアプリケーションにおいて、任意に表示言語を切り替えて利用できるようになった。初期設定では日本語、英語、中国語(簡体字)に対応しているが、今回よりUnicodeを採用しているため、翻訳した言語リソースファイルを登録すれば、それ以外の言語にも対応できるという。なお、各言語への表示切り替えは、ユーザーごとにブラウザの設定で行う。

 さらに今回は、クライアント環境としてMac OS Xを新たにサポートした。

 価格は従来と変更なく、「EE版」が500万円(税別)から、実行環境をWindowsとSystem iに限定した「SE版」が300万円(税別)から。

 キヤノンソフトでは、海外拠点でもWebアプリケーションを利用する日本企業を対象に販売を進める考えで、導入に関するシステム開発を含めて、2016年までに累計1000社への販売を目指している。

(石井 一志)