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ジャパンシステム、Windows XPからWindows 8/7へのアプリ移行支援サービス

 ジャパンシステム株式会社は24日、Windows XPからWindows 8/7へのアプリケーション移行を支援する「Windowsアプリケーション移行支援サービス」を開始した。

 「Windowsアプリケーション移行支援サービス」は、仮想化技術によりアプリケーション全体とそれに伴う設定を1つのEXEファイルとしてパッケージング(仮想化)し、Windows XPでなければ動作しないアプリケーションをWindows 8/7上で動作させるもの。

 2014年4月8日にはWindows XPのサポートが終了し、以降はセキュリティ更新プログラムの提供や各種サポートは受けられなくなる。一方で、Windows XPのみ対応の専用アプリケーションや業務システムを利用している企業も少なくないことから、Windows 8/7への移行に伴うアプリケーション開発や新たなハードウェア導入などのコストを抑え、スピーディにWindows 8/7環境に移行したいという要望に応えるサービスを提供する。

 アプリケーションの再コーディングの必要はなく、新たなソフトウェアやハードウェアへの追加投資を抑え、アプリケーションの移行を簡素化。アプリケーション仮想化を利用することで、新旧バージョンのアプリケーションを同一環境で混在することができ、移行・検証期間において並行運用が可能で、移行期間の大幅な短縮も実現できる。

 また、端末デバイスにエージェントやモジュールをインストールする必要はなく、従来の使い勝手や運用を維持することが可能。単一の実行ファイルにアプリケーション全体とそれに伴う設定をパッケージングするため、アプリケーションのインストール作業を大幅に簡略化・省略化でき、既存の管理ソフトウェア配布プロセスを使用して仮想アプリケーションを提供することもできるとしている。

 ジャパンシステムでは、2013年度に2億円の売上を目指す。

(三柳 英樹)