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フルノシステムズ、クラウド対応の無線LAN管理ソフト「UNIFAS」

拠点にまたがる1000台のアクセスポイントを集中管理

UNIFAS構成例

 株式会社フルノシステムズは13日、クラウド対応の無線LAN管理ソフト「UNIFAS」を発表した。自前で構築したサーバーやクラウド上の仮想サーバーに導入することで、各拠点に分散して配置されたアクセスポイント「ACERA」を最大1000台まで集中管理できる。

 従来のハードウェア型無線LANコントローラを使った無線LAN管理の仕組みは、アクセスポイントをコントローラで集中管理する方式のため、大学でキャンパスが分かれていたり、企業の支店展開があったりすると、拠点ごとにコントローラを設置する必要がある。

 これに対しUNIFASは、各キャンパスや拠点のACERAを本店など一カ所で一括集中管理できるのが特徴。ユーザーの通信パケットとACERAの管理パケットを分離しているため、UNIFASとは管理パケットのやり取りしか行わない。このパケットはWebアクセスと同じ通信手順を採用しているため、LANだけでなくインターネットを経由することもできるのだ。

 UNIFASは、クラウド上の仮想サーバーに導入できるため、自前で管理サーバーを設置せずにACERAを一括集中管理できる。1台のUNIFASで最大1000台のACERAを管理可能。UNIFASが停止してもACERAは動作を継続できるため、全アクセスポイントが一度に停止するリスクもないという。

 昨今、スマートフォンやタブレット端末が急増していく中で、学校、公共機関、オフィスなどで需要が高まると見ており、5月15日~17日に東京ビッグサイトで開催される「第4回 教育ITソリューションEXPO」にて製品紹介する予定。

(川島 弘之)