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ネットギア、法人向け無線LANコントローラとアクセスポイントを発売

 ネットギアジャパン合同会社(ネットギア)は3日、法人向け無線LAN製品のラインアップを拡充すると発表した。無線LANコントローラ「NETGEAR PROSAFE WC7520」、無線LANアクセスポイント「NETGEAR PROSAFE WNDAP360」を、4月10日より販売開始する。

WC7520
WNDAP360

 新製品のうち「WC7520」は、無線LAN環境を統合管理するためのコントローラ製品で、中規模ビジネス、学校、病院などにおいて数千のクライアントをサポート可能。1台では最大50台、スタックすることより最大150台のアクセスポイントをコントロールできる。

 具体的には、アクセスポイントの出力とチャンネルを自動コントロールすることで、無線の干渉を最小限に抑えられるほか、アクセスポイントのダウンや電波干渉が発生すると、そのエリア周辺のアクセスポイントの出力やチャンネルを調整し、通信を回復するという。

 また、無線の帯域幅とチャンネル、信号強度をヒートマップで表示し、無線LANネットワークの状況をリアルタイムでレポートする機能も備えた。管理者は既知のアクセスポイント、不正アクセスポイント、関連クライアントをヒートマップ上へ簡単に配置できる。

 さらに、L2/L3の高速ローミングにより、ビデオ、オーディオ、VoWLAN(Voice over Wireless LAN)のような、レイテンシにシビアなアプリケーションをサポート。認証サーバーを利用したゲストアクセス機能により、ネットワークへの限定アクセスを許可することも可能とした。

 一方の「WNDAP360」は、IEEE 802.11a/b/g/nに対応し、2.4GHzと5GHzの同時使用が可能なデュアルバンド対応のアクセスポイント。「WC7520」による集中管理が可能なほか、PoE受電に対応するため、PoE給電対応のスイッチからEthernetケーブル経由で給電を受けることも可能だ。

 セキュリティ機能としては、WPA/WPA2、WEP、不正アクセスポイント検出、802.1x RADIUS認証、MACアドレス認証などに対応する。

 価格は、「WC7520」が52万5000円、「WNDAP360」が5万6700円。なお、これらの発売を記念して、「WC7520」1台を購入すると「WNDAP360」6台を無償で提供するバンドルキャンペーンを、数量限定で実施するとのこと。

(石井 一志)