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「Salesforce Chatter」新版、フィード内からさまざまなアクションが可能に

 株式会社セールスフォース・ドットコムは22日、企業内ソーシャルネットワーク「Salesforce Chatter」の新版を発表した。

 新版では、営業、カスタマーサービス、マーケティングの手段を変革する。企業はSalesforce内の顧客情報の閲覧、作成、顧客情報に基づくアクションなど、すべてをChatterフィード内で直接実行できるようになる。

 具体的に、取引先、キャンペーン情報、事例、見込み客、商談、そのほかSalesforce Platform上で構築されたカスタムアプリケーションなど、Salesforceに格納されている全顧客情報へのアクセス可能。見積もりの承認やサービスの問い合わせ、ソーシャル環境における会話など、最新情報へリアルタイムにアクセスし、従来とは違う手段で顧客とつながることができるという。

 また、ユーザーはさまざまなアクションをシームレスに行える。数回のタップでToDoを作成したり契約書を編集したりするだけでなく、カスタムアクションも作成できる。アクションは、取引先責任者、取引先、商談、キャンペーン、カスタムレコードなどのアップデートに基づき、フィードから直接アクションを起こせる。例えば、営業担当者はタクシーに乗りながらフィードで商談の最新情報を確認し、商談のクローズに必要なファイルを送信するといったことが可能という。

 Chatterのレコード作成機能と編集機能は2013年下半期に提供をはじめる予定。

(川島 弘之)