朋和産業、データベース基盤にOracle Database Applianceを採用


 日本オラクル株式会社は25日、朋和産業株式会社が、次期データベース基盤に日本オラクルのデータベースアプライアンス「Oracle Database Appliance」を採用したと発表した。2012年8月の本格稼働を予定している。

 朋和産業は、段ボールや包装などのパッケージ製品の製造・販売を行うレンゴーグループの軟包装事業の基幹企業。国内に8カ所の支店・営業所と5カ所の生産拠点を、海外に3カ所の営業拠点を持つが、業務やデータ量の増大に伴い、システムのパフォーマンス面で課題を抱えていた。また、サーバー障害対策としてクラスタウェアを採用していたものの、必要なサービスレベルを十分に満たせていなかったという。

 そこで同社では、分散していたデータベースの統合、パフォーマンスの改善、さらに災害・障害時におけるデータ保護環境の構築を目的としてデータベース基盤の刷新を決定。Oracle Database Enterprise Editionとハードウェアなどを一体化させているOracle Database Applianceを採用した。

 採用の理由として朋和産業は、ハードウェアとデータベースが一体化されているため、短期構築と導入コストの削減が可能なこと、CPU能力にあわせてライセンスを購入でき、必要に応じて拡張していけること、Oracle Database Standard Editionでは対応できなかった、パフォーマンスの改善や運用管理の効率化を実現できることなどを挙げている。

 なおこのプロジェクトでは、SCSKがOracle Database Applianceの導入・構築を担当したとのこと。

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