日本技芸、ゲーミフィケーション要素も取り入れたクラウドサービス「rakumoタイムレコーダー」


rakumoタイムレコーダーの画面イメージ

 株式会社日本技芸は9日、グーグルのクラウドサービス「Google Apps for Business(以下Google Apps)」の拡張サービスである「rakumoシリーズ」のラインアップに、タイムレコーダー機能を提供する「rakumoタイムレコーダー」を追加すると発表した。価格は1ユーザーあたり月額105円で、同日より販売開始する。

 rakumoシリーズは、Google Appsが不足する機能を補い、より便利に使えるようにするための拡張サービス。カレンダーの拡張機能、ワークフローなどを提供することにより、Google Appsと旧来型のグループウェアとの機能差・操作性のギャップなどを埋め、既存グループウェアのユーザーがGoogle Appsへの移行をしやすくしているという。

 今回提供するrakumoタイムレコーダーは、打刻機能を提供するSaaS型のアプリケーション。Webブラウザからの打刻機能に加えて、ICカードリーダーを利用することで、SuicaカードやおサイフケータイなどのFeliCaに対応しており、カードや対応ケータイをかざすことでも打刻を行える。

 FeliCaの登録を行っておけば、Google Appsのアカウントをを持たない従業員についても、打刻データを取得可能。アルバイトやパートタイム職員なども合わせた勤怠状況を確認できる。

 また、打刻したユーザーのアバターがタイムラインで表示され、出社・退社などの順番が可視化される機能を搭載。従来の出退勤打刻機能とは異なる、使いやすさ、打刻の楽しさを演出するゲーミフィケーションの要素を取り入れたとのこと。


 さらに取得した打刻データについては、Google App Engineの高可用オプション(High Replication Datastore)を適用した環境に保存されるため、セキュリティ対策も万全としている。

 対応環境は、Internet Explorer 8.0以降、Google ChromeあるいはFirefoxの最新版。カードリーダーについてはRC-S370を推奨する。

 なお日本技芸によれば、Google Appsへ切り替える上で、旧来型のグループウェアが一部備えている打刻機能を追加してほしいという要望が多かったとのことで、こうした勤怠への対応を支援する第一弾として、今回はまずrakumoタイムレコーダーを提供。今後、出退勤管理機能を強化した上位版「rakumo勤怠管理(仮称)」へのアップグレードも予定している。また、Google+やChatterのタイムラインへフィードする機能も実装する計画だ。


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